fold changeとは?logFCとは?

fold changeとは?

fold changeとは2つの測定間でどの程度変化があったか表現する指標です。マイクロアレイやRNA-Seq解析のような遺伝子発現解析においては、サンプル間もしくは群間の発現比を意味します。

logFCとは?

fold changeを対数変換したもの(log fold change, log2 fold change)をlogFCと表記することがあります。多くの場合で底は2です。

fold change / logFC の具体例

例えば、コントロール群で平均発現量が100、処置群で平均発現量が200の場合にはfold changeは2、logFCは1となります。

遺伝子名コントロール群の平均発現量処置群の平均発現量fold changelogFC
遺伝子A10020021
遺伝子B10040042
遺伝子C2001000.5-1

マイクロアレイやRNA-Seq解析のような遺伝子発現解析において、Volcano plotMA plotといった図がよく描画されます。Volcano plotのx軸、MA plotのy軸はlogFCが対応しています。

Volcano plotの例

MAプロットの例

MA plotの例

MAプロットの例

論文に必要な解析が簡単にできるRNA-Seqデータ解析ツール

RNA-Seqデータ解析ツールを利用すれば、外部委託や共同研究者への依頼は必要ありません。高スペックなコンピュータの準備やLinuxコマンドの操作も不要ですので、いますぐにご自身で解析できるようになります。

概要

遺伝子発現量の定量、発現変動遺伝子抽出(DEG解析)、Volcano plot描画、MAプロット描画、ヒートマップ描画、GO解析、パスウェイ解析等 を簡単に実施できます。