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【Linuxコマンドの練習方法】練習環境をどうやって準備する?

更新日: 2025-05-05

Linuxのコマンドの練習をする際に、WindowsのユーザーにとってはLinuxの環境を準備することがハードルになってしまうことがよくあるかと思います。 そこで、本ページでは簡単に手元にLinuxコマンドを練習するための環境を準備する方法を紹介します。

1. 実際にLinuxをインストールする

Linuxコマンドを練習するための環境を準備するための方法として、実際にLinuxをインストールするのは最も実践的な学習が可能な方法です。 一方で、インストール作業にはある程度の知識や手間が必要となり、初心者にとってはハードルが高い方法でもあります。

Linuxをインストールすると言っても、その方法はいくつかあります。 例えば、お手持ちのパソコンに直接Linuxをインストールする方法である「ネイティブインストール」、 VirtualBoxやVMwareといった仮想化ソフトウェアを使って、Linuxの仮想環境を作成する方法、 そして、WSL(Windows Subsystem for Linux)を使って、Windows上でLinuxを利用する方法等があります。

WSLの登場でWindows上でLinuxの環境を準備することは簡単になりましたが、それでも初心者の方にとっては手間がかかってしまうことも多いです。 Linuxコマンドの練習をする環境を準備するところでつまずいてしまうと、Linuxの学習を始めることができなくなってしまいます。 まずはLinuxのコマンドを触ってみたいということであれば、初めから実際にLinuxをインストールすることはあまりお勧めできません。

2. エミュレータを使用する

実際にLinuxをインストールするのが難しいと感じる場合には、もう少し手軽にLinuxコマンドを体験できる方法もあります。 それは、ブラウザ上で動作するPCエミュレータを使用する方法です。 エミュレータとは、あるコンピュータやOSの動作をソフトウェア上で再現する仕組みのことです。 この方法を使えば、Linuxのインストールは不要で、WebブラウザだけでLinuxのコマンド操作を体験できます。

以下のようなサイトでエミュレータが公開されています。

JSLinux

JSLinux

v86

v86

これらのサイトは非常に便利ではありますが、あくまでエミュレータであるため以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 動作が遅い
  • 外部ネットワークに接続できない。できたとしても速度が遅い。
  • コマンドのコピペが上手くいかない

特に「コマンドのコピペが上手くいかない」については、これからLinuxの学習を始めようとしている人にとっては致命的です。 Linuxに慣れていないうちはコマンドのコピペをすることが多くあるかと思いますが、コピペができないと学習速度に大きな影響を及ぼす可能性があります。

3. Linux学習サービスを利用する

エミュレータに比べて、より快適で実用的にLinuxコマンドを練習できるのが、Linux学習サービスの利用です。 弊社のLinux学習サービスでも、ブラウザ上でLinuxコマンドを練習するための環境が準備されています。

1クリックでLinuxサーバーが立ち上がり、ブラウザ経由でサーバーにアクセスできます。

エミュレータとは違い、実際にLinuxが立ち上がっていますので通常のLinuxとほぼ同様に操作することができます。

ブラウザ上でLinuxのコマンドの練習が可能です

また、Linuxコマンドを学習するための教材も用意されていますので、別途学習本を用意したりする必要もなくすぐに学習を開始できます。